「90前後で、女性はこう変わる」樋口恵子、下重暁子著

公開日: 更新日:

「90前後で、女性はこう変わる」樋口恵子、下重暁子著

 樋口は50代の頃、婦人運動家の加藤シヅエが自宅で転倒して骨折し、「立っていたら、ふわ~っと転んだ」というのを聞いて合点がいかなかった。だが、先日、樋口は何もない所でふわ~っと転んだ。下重が何かにつまずいたのか尋ねると、何かにつまずいて転ぶのが80代、何もない所で転ぶのが90代だと答える。

 下重は75歳から3年連続で転んで骨折した。「3年連続」に樋口は驚くが、下重は手術嫌いのため、理学療法士に相談してリハビリで治した。88歳の誕生日に88本の深紅のバラを贈られて、こんなにたくさんバラをもらえるのなら年をとるのも悪くないなと思う。

 1930年代生まれの2人が「年甲斐もなく」さまざまなことに挑戦して生きる楽しさを語るオモシロ対談。 (幻冬舎 1540円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景