(30)なんの為に働いているのか

二年前、ある殺人事件の容疑者を逮捕した。その時ナイフをむける男を数名の刑事と制服警察官と囲み睨み合いとなった。常軌を逸した犯人が突進し制服警察官が倒され、「刺股」と呼ばれる、柄が三メートルほどあり、先端がUの字になっている犯人確保用の道具が転がり落ちた。一瞬──男の若手刑事たち…
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