「労組 日本プロ野球選手会をつくった男たち」木村元彦著

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「労組 日本プロ野球選手会をつくった男たち」木村元彦著

 かつてプロ野球の世界では、選手が行使できる権利は辞めることだけだった。ドラフト制度により選手に球団選択の権利はなく、球団側の事情で恣意的に放逐されたり、飼い殺しにされる例も少なくなかった。NPB(日本野球機構)が作成した統一契約書は、選手には圧倒的に不利な内容だった。

 1982年の暮れ、ロッテの高橋博士が契約条項に納得できず、保留にしていると、突然、解雇されるという事件が起きる。翌年、選手会は不当解雇撤回の支援活動を始め、選手会の臨時総会で組合結成の方針を決めた。巨人の中畑清は同世代の選手に声をかけ、労組結成に動き出す。

 球界で起きたさまざまな事件の真相の記録。 (集英社インターナショナル 2200円)



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