「無縁仏でいい、という選択」島田裕巳著
「無縁仏でいい、という選択」島田裕巳著
2010年に著者が上梓した「葬式は、要らない」が大きな話題となり、葬式の簡略化が進んだ。その後、氏は火葬された遺骨を引き取らない「0葬」を提唱。0葬なら墓を建てる必要もなくなる。
多死化社会を迎え、葬式や墓など死後の扱われ方が大きく変わろうとしている中、私たちは自分たちの生と死をどのように考えればいいのかを掘り下げたテキスト。
まずは葬式の歴史をさかのぼる。仏教式の葬式は、故人のためという体裁をとっているものの、金が必要だという寺院、そして僧侶側の都合によって生み出されたものであったと指摘。葬式仏教から完全に脱する時がきているが、それを妨げる墓問題についても言及する。
長寿、多死化を迎えた日本人の死生観の変化を見つめる問題作。 (幻冬舎 1056円)


















