「ヒトラー」芝健介著

公開日: 更新日:

 1939年9月1日、独裁者ヒトラー率いるドイツ軍がポーランドに攻め込んで第2次世界大戦が勃発。大戦中、ヒトラーがユダヤ人ら数百万人を虐殺したことも周知の事実である。ポーランドに攻め込む4カ月前、ヒトラーは演説でドイツ経済をV字回復させたと自賛。

 ドイツの高齢者はこの「ヒトラー神話」に今も影響され続け、若者にもヒトラーが歴史の重要ポジションを占めていると考える人が多くいるという。

 こうした神話や過大評価に踊らされぬよう、最新の資料を踏まえ、等身大のヒトラー像を提示する評伝の決定版。

 オーストリア生まれのオーストリア人という出自に始まり、むしろ親ユダヤだった若き日からホロコーストに至る経緯まで。ナチス・ドイツ研究の第一人者が、その生涯を徹底的に洗い直す。

(岩波書店 1276円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網