元祖「格差婚」といわれた渡部篤郎とRIKACOの電撃結婚

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<1994年3月>

 80年代からモデル、タレント、女優として人気だったRIKACOは94年3月、当時ほとんど無名の俳優と電撃結婚をして世間を驚かせた。相手は今では実力派俳優として知られる渡部篤郎

 3月1日、東京・目黒のレストランで結婚式が行われた。新婦はRIKACO(当時27)。純白のウエディングドレスはスレンダーな体形と長い足を引き立たせる、肩とヒザを出した斬新なデザインだ。もともとファッションモデルとしても活躍していた彼女自らのアイデアだという。指にはプラチナ製の結婚指輪が光っていた。

 傍らに立つ新郎は渡部(当時25)。91年にテレビ東京のドラマ「青春の門」に主演しデビューした俳優だが、そのころはまだ無名。本人の弁によれば「好きな映画をやって食えなきゃそれでいいと思っている」という経済状態だったようだ。

 片やRIKACOは年収1億円といわれる売れっ子。2人の結婚は格差婚として芸能マスコミの注視の的となった。

 出会いは前年6月に放送されたテレビ朝日のドラマ「月曜ドラマ・イン 湘南女子寮物語」で共演したことだった。この打ち上げで一緒に飲んだ時に、「お互いにピピーンとくるものがあったのです」(RIKACO)とすっかり意気投合。2人は1週間も経たないうちに暮らし始めた。1カ月後には渡部の方から「結婚を考えてくれないか」とプロポーズし、RIKACOも二つ返事で「ハイ」と答えるスピード婚約だった。

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