不可解な退社理由が臆測を呼んだ雨宮塔子

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<1999年3月>

 1990年代、TBSの看板アイドルアナだった雨宮塔子。天然ボケの明るい性格と着ぐるみやハイレグも辞さない体当たりぶりで絶大な人気があったが、入社からわずか6年目の99年3月、28歳で突然、退社し、フランスへ留学した。

 入社は93年。当時は女子アナブームの真っただ中で、フジテレビの“花の3人娘”や日本テレビの“DORA”といった“アナドル”たちが華やかに活躍していた時期。先行する他局に後れを取るまいとTBSが目をつけたのが、美貌と人懐っこい笑顔、そして入社試験でピンク・レディーの「UFO」を振りつきで歌う度胸を兼ね備えた雨宮だった。

 1年目にバラエティー「どうぶつ奇想天外!」で着ぐるみ姿を披露して大ブレーク。一躍、TBSの顔となる。以後も「チューボーですよ!」などのレギュラー番組を抱えて活躍した。そんな中での突然の退社劇に世間は衝撃を受け、臆測が乱れ飛んだ。

 98年11月15日付の自筆FAXによると、退職理由は「世界美術や食文化などの研究と自己啓発のために」留学するというもの。しかし、発表の1カ月前には“近々結婚退社するらしい”とのウワサが流れ、一部週刊誌が動いていた。雨宮には学生時代から付き合っていた男性がいて、度々デートする姿が報じられ、95年(当時24)には交際宣言までしていた。

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