「ごちそうさん」の小姑・キムラ緑子が語る「アラレちゃんメガネ」時代

公開日: 更新日:

■同じ男性と再婚

 当時は女子大生ブーム。舞台女優というと、演劇とバイトに暮れる貧乏学生っていうイメージが強いですが、私はそれなりに女子大生を謳歌(おうか)していましたね。

 同志社大でも、私は「女子大」でしたから、クラスの友達は毛皮を着て、ブランド物のバッグを持っているお嬢さまばかり。私とは別世界だったけれど楽しかった。演劇の仲間とクラスの友達の、両方を行き来していてとても面白い日々でした。

 ある日、女子大友達とスキーに行ったら、他の女子大グループと相部屋になったんです。すると自分の服がどれだけ高価か、ブランドはどこだとか、お互いに聞こえるように話して、女の冷ややかな自慢大会!(笑い) こういう女の世界を思い出すと本当に面白いなと思います。

 先輩のマキノさんと付き合うようになったのは芝居の夫婦役がきっかけ。「アンタ!」って、対等に話してるうちに素で話せるようになって。実は、31歳で結婚して、一度離婚して、また5年後に結婚したんです。この写真の頃からですから一緒に過ごした時間があまりにも長すぎて、人間関係も思考も今さら説明しなくても済むのがラクで再婚しました。

 なんだかんだいって、あのとき濃密に過ごした幸せな時間のおかげで、今、一緒にいるのがごく自然なことであるような気がしています。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」