池井戸ドラマ初主演 織田裕二が語る「株価暴落」への意気込み

公開日: 更新日:

 池井戸潤原作のドラマ「株価暴落」(19日22時~、WOWOW)で織田裕二(46)が主演する。経営危機に陥りながらもプライドを捨てきれないメガバンクで、自らの信念に忠実に突き進む孤高のバンカーを演じる。

――「企業戦士」の役は初めてだとか。

 やっと来た、待ってましたという気持ちです。街を歩けばごくごく普通にいるサラリーマンが、日頃どんな思いで戦っているのか。日本の就業人口の中でも大多数を占め、日本経済の基盤を支える人を演じられることがうれしかったですね。普段は組織のルールにのっとり、ダーク色のスーツに袖を通し、個性を抑え、無味乾燥に見える銀行マンでも心の中はバッチバチいってる。僕が演じる板東という男は真夏の暑い盛りだからこそ、ネクタイをビシッと締めるようなタイプ。面と向かって拳を振りかざすことはなく、至って静かに、見る相手を暑苦しくさせたりするんです。社章も場合によってつけたり、つけなかったり。戦闘服の着こなしひとつで心の機微を表現する。細かい部分にこだわってつくった、そんな作品です。

――専門用語が飛び交う池井戸作品。かつ、地上波の民放ドラマとWOWOWでは勝手が違ったそうですが。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大の里、豊昇龍の両横綱も戦々恐々…「新怪物」加入で躍進止まらぬ伊勢ケ浜部屋の巨大戦力

  2. 2

    84歳の五月みどりが最期のパートナーと過ごす“やすらぎの刻”…経営するギフトショップは閉店

  3. 3

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  4. 4

    星野監督は中村武志さんを張り倒した直後、3ランを打った隣の俺にも鉄拳制裁…メチャクチャ痛かった

  5. 5

    ヤクルト村上宗隆の「ドジャース入り」を阻む大谷翔平と正三塁手マンシーの壁

  1. 6

    中村玉緒は「パチンコと勝新太郎はやめられません」と豪快に宣言した

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希は「ひとりぼっち」で崖っぷち…ロバーツ監督が“気になる発言”も

  3. 8

    元幕内照強の“しょっぱい犯罪”に角界も呆れた…トラブル多数現役時代の「ヤンチャ」な素顔

  4. 9

    小祝さくらは「加齢の影響」漏らしていた…ツアー6週連続欠場の深刻度

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の才能腐らす「メンタルの病巣」…マイナーでの大炎上にロバーツ監督もバッサリ