“勝負”に負けてふくれ顔 板東英二が語る無邪気な高倉健さん

公開日: 更新日:

 高倉健さんの訃報には本当に驚いています。先週、ゲンダイの編集の方と僕が所属する吉本の担当と赤坂で食事した時にたまたま健さんの話になって、「お元気なんですかねえ」と聞かれたので、「健さん、お元気ですよ。いろいろとご心配をおかけしたので、この前、事務所に手紙を届けました。スタッフの方には『喜ぶと思います』と言っていただけて」と話したばかりでしたから。

 今回は健さんの意外な面をお話しします。寡黙で不器用というイメージが強いですが、実は無邪気で子供のような人でした。

 最初に声をかけていただいた映画「あ・うん」でのエピソードです。健さんと僕が碁を打つシーンがあります。途中で健さんが無言でじっと黙り込む。台本にも長考とは書かれていない。これが健さんの間なのだろう。

 それにしても長いので、待ちきれなかった僕はアドリブのチャンスと思い、門倉という役を演じる健さんに「おい門倉、早く打てよ」と言ってやろうとした。

 ところが、間違えて「おい高倉、早く打てよ」と言ってしまった。このNGに健さんはニヤッと笑って、「呼び捨てにしたな」とひと言。軽く流してくれればいいものを、そこは無邪気にチクリと一言刺す健さんだった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る