刀根麻理子が明かす「夏目雅子さんの母親スエさんに泣かれた」

公開日: 更新日:

 昨年、デビュー30周年を迎えた刀根麻理子さん。「沈黙の歌姫」と称し、「日本一、歌わない歌手なんです」と自嘲の笑みを浮かべるが、昨年末も銀座でライブを開催。会場は満員の観客で埋まった。人前で歌うことに慣れてきたのは、つい最近のこと。デビュー以来、ずっと抵抗があったという。密封式のポリ袋から取り出した写真も、歌うのが苦手だったころの一枚で……。

■テレビに出るのがイヤでイヤで仕方なかった

「もともと歌手になるつもりなんてなかったんです。レッスンも受けていなかったし、テレビの常識を教えてくれる人もいなかった。カメラの上に赤いランプがつく理由も分からなかったから、最初の収録でキョロキョロしてしまい、ディレクターに怒られたほどです。もうイヤでイヤで仕方がなかった」

 秘蔵の写真は、その少し後に撮影されたもの。デビュー2、3年目のカットだ。

「当時は夏目雅子さんに似ているといわれ、写真を並べて比較する週刊誌もありましたね。夏目さんが亡くなられた後、母親のスエさんに『あなたを見ていると涙が出るわ』と泣かれたこともあります。夏目さんとは不思議な縁があって、デビュー当時のキャッチフレーズは、夏目さんと結婚された伊集院静さんがつけてくださった。そのころの私、『沈黙の歌姫』ではなく、『21世紀の瞳』だったんですよ」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  2. 2

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  3. 3

    仰天! 参院選兵庫選挙区の国民民主党候補は、県知事選で「斎藤元彦陣営ボランティア」だった

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  5. 5

    ドジャース大谷翔平に「不正賭博騒動」飛び火の懸念…イッペイ事件から1年、米球界に再び衝撃走る

  1. 6

    遠野なぎこさんか? 都内マンションで遺体見つかる 腐乱激しく身元確認のためDNA鑑定へ

  2. 7

    京成電鉄にのしかかるオリエンタルランド株の重荷…物言う株主の揺さぶりには抵抗も厳しい“お家事情”

  3. 8

    近年の夏は地獄…ベテランプロキャディーが教える“酷暑ゴルフ”の完全対策

  4. 9

    今度は井ノ原快彦にジュニアへの“パワハラ疑惑”報道…旧ジャニタレが拭い切れないハラスメントイメージ

  5. 10

    小泉進次郎農相がSNSで難クセ連発の理由…JA会長を名指しで晒し上げ連日大炎上