志村けん絶賛 芸人タブレット純は“元・世捨て人”の異色経歴

公開日: 更新日:

 昨年9月の「歌ネタ王決定戦2014」に出場し、注目度が急上昇している芸人・タブレット純(40)。風貌も独特でしゃべりは超小声、なのにネタになるとギターを弾きながら力強い美声で、独特の世界観を発揮する。

 歌ネタ王決定戦では敗れはしたが、算数の入試問題集の中から文章題を朗読し、「♪そんなことより気になるのは……」と問題文に突っ込み。「♪この問題に答えがあるとしたら……かと思います」というオチを、ギターをかき鳴らしながらムード歌謡調に大げさに歌い上げるネタが大ウケした。審査員の志村けんに「クセになる。面白い。もう一回見たい」とまで言わしめたのだ。

 この他にも、ミカンの白い筋に「アルベド」という名前があることをネタにしたり、ノリ弁当に入っているフライの白身魚が「メルルーサ」という種類の魚であることを題材にした歌ネタや、声帯模写など持ちネタは豊富。明石家さんま、大竹まこと、チュートリアル徳井などの芸人たちにも支持されており、実力は折り紙つきだ。

 02年からマヒナスターズのボーカル・田渕純として2年間、04年にリーダーの和田弘が亡くなるまで活動していたのだから、歌がうまくないわけがない。その後、ソロになり、タブレット純という名でスナックを回り、歌っていた。しかし、寄席やお笑いライブなどに出演するようになり、ネタがないことに違和感を覚え、いつの間にかネタを披露する芸人になっていたという異色の経歴を持つ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    「戦隊ヒロイン」ゴジュウユニコーン役の今森茉耶 不倫騒動&未成年飲酒で人気シリーズ終了にミソ

  5. 5

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  1. 6

    女子プロレス転向フワちゃんいきなり正念場か…関係者が懸念するタレント時代からの“負の行状”

  2. 7

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘

  3. 8

    学歴詐称問題の伊東市長より“東洋大生らしい”フワちゃんの意外な一面…ちゃんと卒業、3カ国語ペラペラ

  4. 9

    NHK大河「べらぼう」に最後まで東洲斎写楽が登場しないナゼ?

  5. 10

    松本人志を口火に永野芽郁にフワちゃん…“やらかし芸能人”続々復活の11月 3人の間で地上波復帰レース勃発の奇観

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性