志村けん絶賛 芸人タブレット純は“元・世捨て人”の異色経歴
02年からマヒナスターズのボーカル・田渕純として2年間、04年にリーダーの和田弘が亡くなるまで活動していたのだから、歌がうまくないわけがない。その後、ソロになり、タブレット純という名でスナックを回り、歌っていた。しかし、寄席やお笑いライブなどに出演するようになり、ネタがないことに違和感を覚え、いつの間にかネタを披露する芸人になっていたという異色の経歴を持つ。
「前歴も異色ですが、私生活も異色です。介護ヘルパーの資格を持っていて、今でも週2~3日は老人の介護をしている。デビュー前は古本屋で8年間アルバイトをし、土日はティッシュ配りをしている世捨て人だったと言っていますが、この頃に蓄えたマニアックな博識が今も役立っている。さんまの番組に出演した時には、小声と野太い声を使い分けるトークでさんまを大笑いさせていた。さらに物真似する時に準備する似顔絵も自分で描くなど多才。奥の深い芸人です」(テレビ関係者)
さらに、昨年は「芸人報道」(日本テレビ系)で、自分が同性も好きなバイセクシュアルでもあると父親にカミングアウトして、お茶の間を驚かせた。リズム芸の一発屋とは一線を画した異色のお笑い新勢力。意外にしぶとく生き延びそうだ。