6月末の株主総会集中日で注目…やりたい放題のアクティビストと無意味な政府の対策

公開日: 更新日:

 日本は6月下旬に企業の株主総会が集中する。そこでより動きを活発化しているのが、アクティビスト(物言う株主)だ。なにしろ日本では2025年にアクティビストが、世界平均の「1.7倍」の収益を上げたというから、その影響力は無視できない。

 事実、6月5日段階の大和総研のまとめでは、6月の総会での株主提案は104社で、そのうちアクティビストを含む機関投資家による提案が54件と半数以上を占め、25年の51社を上回る。まさに手ぐすね引いて待っている、とでもいったところか。

 たとえば、フジ・メディア・ホールディングスとあの派手な攻防戦を演じた、米ダルトン・インベストメンツがあすか製薬に、旧村上ファンド系が、近鉄グループHDや名古屋鉄道など鉄道系に狙いを定めたといった動きなどが目立つ。

 元外資系証券マンはこう言う。

「今一番元気なアクティビストと言えば、香港系のオアシス・マネジメントでしょう。出版社のKADOKAWAでは筆頭株主に躍り出、夏野剛社長の解任を提案し、会社と厳しく対立しているのは報道にある通り。ですが、私はオアシスが3月に株を握ったニデックの今後に注目しています。仮にニデックが事件のあおりを食らって非上場化しても、プライベート・エクイティ(PE)・ファンドが買うでしょうし、上場を維持出来たら株価が上がるので、決して負けない戦いをしています」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • トピックスのアクセスランキング

  1. 1

    止まらない長期金利上昇に高市政権ビビり…「骨太の方針」原案発表から数日で慌てて修正の前代未聞

  2. 2

    家族連れ、夫婦、出張…新幹線代をケチって自由席へ「指定席代」は節約すべき対象?

  3. 3

    止まらない米イラン報復合戦が日本に追い打ち…輸入物価“爆騰”6年前から倍増、前年比も3割増の勢い

  4. 4

    経済オンチ高市政権の呆れた居直り…「骨太の方針2026」で堂々“円安インフレ容認宣言”盛り込む

  5. 5

    円安は止まらず、ドルベースの日経平均株価は下落…海外勢の利益確定売りは今後も続く

  1. 6

    ホルムズ海峡「通航料20%」早々に撤回 トランプ大統領また“TACO”でも拭えない物価高長期化リスク

  2. 7

    ヨドバシが駅直結の東口で開業 池袋家電戦争で問われるビックとヤマダの戦略

  3. 8

    289億円負債で経営破綻した絆ホールディングスと政界の“不可解なキズナ”を福祉関係者が注視

  4. 9

    補正予算3兆円は全額赤字国債、財政悪化懸念に高市・片山コンビが“安心感”強調も…マーケットの不信感は募るばかり

  5. 10

    ドル建て利回りは4%台…どの程度の為替レートなら元本割れか、損益分岐点は必ずチェックを

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    女性を巡る愛憎より友情が勝った永遠のバディー

  2. 2

    萩本欽一〈27〉坂上二郎さんは一番特別な人。あのボケは誰にもできないよ

  3. 3

    かつての「打率4割男」は期待外れで戦力外…西武・林安可は母国・台湾野手の低評価を覆せるか

  4. 4

    佐々木朗希と山本由伸は“抱き合わせ”だったのか…ドジャース入りの裏で「謎の日本人」が暗躍

  5. 5

    48年ぶり映画出演の由美かおるさんが語る 人生が変わった瞬間「11PM」「水戸黄門」エピソード

  1. 6

    佐々木麟太郎に「個別育成プログラム」…マーリンズ入りには低予算球団ならではの“うまみ”あり

  2. 7

    佐藤二朗の地上波ドラマはしばらく厳しいが…橋本愛の事態はもっと深刻

  3. 8

    佐藤二朗vs橋本愛ハラスメント騒動は「文春嫌い」「フジテレビ嫌い」「共産党嫌い」が絡み合うカオスに

  4. 9

    (3)「森保監督は『指揮官に必要な冷徹さ』を確固たる信念として持っています」

  5. 10

    小栗旬がハリウッド“資本”映画で主演も… トラウマ級の英語力と「スター」への高い壁