(4)梅毒は家庭から立ち退き始めたのか? 次に見るべき数字
東京都では明らかな変化が起きている。女性患者件数は第21週時点で2023年の33件から26年には12件へ減少した。異性間感染も44件から24件に減っている。さらに新規感染を示すⅠ期梅毒は29件から12件へ半減以下となった。
これらの数字だけを見ると、流行は縮小へ向かっているように見える。しかし、全国を見渡すと話は単純ではない。全国的な梅毒患者数減少の流れに逆行する地域もある。筆頭は宮城県だ。国立健康危機管理研究機構(JIHS)が公表した感染症発生動向調査によると、宮城県では第21週時点の累積報告数が、
2022年:39件
2023年:61件
2024年:61件
2025年:70件
2026年:86件
と増加している。
福岡県でも増加傾向が続いている。
なぜ、東京で減少している梅毒が、地方で流行を続けているのか?
性感染症専門医療機関である「プライベートケアクリニック東京」名誉院長の尾上泰彦医師が言う。


















