「クッキングパパ」うえやまとち氏に聞いた“レシピの作り方”

公開日: 更新日:

 レシピ制作する上で欠かせないポリシーは、「実際に読者が作ってみたいと思う料理」だ。

「『作ったらうまかったよ』という反響をもらう、そんなやりとりが読者としたかった。僕の料理は冷蔵庫にある残り物でも作れるというのが基本路線。読者の声は連載を続ける上で励みとなり、また、アイデアを生み出す糧にもなる。そんな中で、どアホな料理が生まれると最高ですね。ちょっと間の抜けた、笑顔になるような一品。僕自身、調理場でハハハッと笑っちゃうような」

 もっとも、世に送り出す前に越えなければならないハードルが。最終的に味見をしてゴーサインを出す人物の存在だ。

「ウチの奥さんです。たとえば、こっちが朝から12時間かけて作った料理でも調理過程を知らない。読者と同じ、真っさらな気持ちで食べてもらえるのがいい。スタッフは遠慮しますけど、母ちゃんは容赦なし。『何これ?』とダメ出しされたら、はい、終わり(笑い)。作り直しです」

 締め切りを終えたら、息子がいるバーでグラスを傾けるのが日課。名作は家族の支えあってこそのようだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  2. 2

    横浜高では「100試合に1回」のプレーまで練習させてきた。たとえば…

  3. 3

    健大高崎158キロ右腕・石垣元気にスカウトはヤキモキ「無理して故障が一番怖い」

  4. 4

    中居正広氏「秘匿情報流出」への疑念と“ヤリモク飲み会”のおごり…通知書を巡りAさんと衝突か

  5. 5

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  1. 6

    前代未聞! 広陵途中辞退の根底に「甲子園至上主義」…それを助長するNHK、朝日、毎日の罪

  2. 7

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  3. 8

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  4. 9

    あいみょんもタトゥー発覚で炎上中、元欅坂46の長濱ねるも…日本人が受け入れられない理由

  5. 10

    あいみょん「タモリ倶楽部」“ラブホ特集”に登場の衝撃 飾らない本音に男性メロメロ!