ドラマで初のバーマスター役も 中村梅雀さん語る「嗜み人生」

公開日: 更新日:

■作者からも「梅雀さんならOK」と

 そんな僕が10月5日からスタートする、BSフジの開局15周年記念ドラマ「BAR レモン・ハート」の主人公、マスター役を演じられたのはとても光栄です。

 でも、作者の古谷三敏さんが「梅雀さんならOK」と連載30年で初めて実写化を許したとお聞きして、うれしさと同時に凄いプレッシャーも感じました。

 今までは飲む専門で、カウンターの内側は初めてですからね。シェーカーを振るにしても、バースプーンでステアするにしても、カクテルのレシピ同様に正統派ともいうべきスタイルがあるんです。

 それを自然にできるよう、身のこなし、しぐさを身につけなくてはならないし、お酒の銘柄や産地、醸造法、歴史やエピソードといった膨大なうんちくを含んだセリフを、よどみなく話さなくてはなりません。それはそれは大変でしたよ。

 おまけに撮影中はずっとセットの中に芳醇な香りが漂っていて、無性に飲みたくなるのに飲めない。それがつらかった。

 楽しみだったのが、撮影後のお土産。収録で使用した希少酒をワンショット分いただき、帰宅後にお風呂に入ってからゆっくりと味わう。最高のオフタイムでしたね。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  2. 7

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  3. 8

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 9

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  5. 10

    中居正広氏に降りかかる「自己破産」の危機…フジテレビから数十億円規模損害賠償の“標的”に?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?