「バケモノの子」興収60億円も 細田守監督“ジブリロス”埋める

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【エンタメ最前線】

 今夏は猛暑の影響でとくに飲料業界などの業績が大幅アップしたが、映画界も勝ち組に挙げていい。2000年以降ではもっとも活況を呈したからである。

 お盆期間の書き入れ時、8月8日から14日までの1週間で全国の映画館の総興収が100億円を突破した。これまでの最高記録は01年の同時期に記録した約90億円だから、10%ほども上回っている。

 前にも伝えたように話題作が目白押しで、予想通り、邦画、洋画ともに大ヒット作品がズラッと並んだ。すでに興収30億円を超えた作品が6本も登場。この大入りの数は1年分と遜色はない。

 30億円超えは「バケモノの子」「ジュラシック・ワールド」「HERO」「インサイド・ヘッド」「ミニオンズ」「アベンジャーズ」。洋画の健闘が久しぶりに目立つのが特徴だ。このうち何本かはもっと数字を伸ばすだろう。

 中でも、もっとも注目したいのが細田守監督の「バケモノの子」だ。最終で60億円超の見込みである。今回の実績で細田監督は事実上の引退宣言をした宮崎駿監督の後継者という見方で衆目は一致するだろう。

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