「演劇をトコトン教わった」村井國夫の原点は高校の1年先輩

公開日: 更新日:

 放課後はパントマイムに演技、表情の作り方、せりふの言い方といった芝居全般に、歌。それから台本の選び方、ガリ版の扱い方、大道具・小道具の製作、照明に音響などありとあらゆることを教わりました。

 そして迎えた初舞台で私たちは木下順二作「瓜子姫とアマンジャク」を選び、私は瓜子姫のおじいちゃんを演じました。これがとても評判がよくてね。推薦で県の文化祭に参加することができました。しかも、音楽の先生に「声がいい。声楽家にならないか?」と褒められたんです。

 それまで、少なからずあった迷いが消え、授業が終わったら部室に直行するような、芝居漬けの生活が始まりました。

 そして、卒業後の63年春。本格的に役者を目指していた辻さんの後を追って、私も俳優座養成所に入所したんです。

 7年前、佐賀に社会人演劇集団「SAGAパーフェクトシアター」が発足しました。私と辻さんは顧問として、機会があるごとにこの劇団の演技指導をしています。

 残念ながら、辻さんとは一度も同じ舞台を踏んだことはないのですが、生きている限り、心と心の二人三脚は続くでしょうね。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の芸能記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    厚生年金70歳以上義務化で日本は“ブラック国家”まっしぐら

  2. 2

    衆院補選10年ぶり敗戦濃厚で 甘利選対委員長に「責任論」

  3. 3

    帰化決意の白鵬が狙う理事長の座 相撲界を待つ暗黒時代

  4. 4

    パ球団トレード打診も…阪神は藤浪を“飼い殺し”にするのか

  5. 5

    白鵬は厳罰不可避か 春場所の“三本締め”に八角理事長激怒

  6. 6

    失言や失態だけじゃない 桜田五輪大臣辞任「本当の理由」

  7. 7

    山口真帆は“手打ち”で出演 NGT48千秋楽公演は大荒れ必至?

  8. 8

    杉並区議選応援で大混乱 杉田水脈議員に差別発言の“呪い”

  9. 9

    投手陣崩壊…広島“沈没”は2年前のドラフトから始まった

  10. 10

    主演「特捜9」が初回首位 V6井ノ原快彦が支持されるワケ

もっと見る