M─1で異彩「メイプル超合金」安藤なつに“大化け”の予感

公開日: 更新日:

 安藤なつ(34)と聞いて、思い浮かぶ人もいるかもしれない。ピンでちょこちょこバラエティーに出ているが、去年の年末、「プレミアムドラマ ナンシー関のいた17年」(NHK-BSプレミアム)で、人気コラムニストの故・ナンシー関を演じ、主役を張った。

 本人か? と思わせるほどで、「ナンシー関に激似!」と話題になり、当コラムでも取り上げた。その1年後には本業の芸人として「M-1」の決勝まで上り詰めた。「女芸人のマツコ候補」と言う人もいるらしいが、そこまで上り詰めるかは別にして、来年は“ヤバイ男女漫才”と、役者との2つの顔で活躍しそうだ。ナンシー関のような、リアリティーあるはまり役(「会社にも、近所にも、こういうデブ女いるよなぁ」と思わせるような)がきたら、主役格までいくかもしれない。

 マツコより、南キャンのしずちゃんタイプとして笑いとドラマを両立させれば、大化けするかも?(売れても休業しないように)
(作家・松野大介)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    国分太一との協議内容を“週刊誌にリーク”と言及…日本テレビ社長会見の波紋と、噴出した疑問の声

  5. 5

    衆院定数削減「1割」で自維合意のデタラメ…支持率“独り負け”で焦る維新は政局ごっこに躍起

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  5. 10

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較