設定や編成に無理が 綾瀬はるか「精霊の守り人」の違和感

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 NHKが放送90年として19日(土)からスタートさせた大作「精霊の守り人」は、架空の国を舞台にした“大河ファンタジー”という新ジャンル。NHKが勝負に出たドラマだが、すごくリスクが高い。

 原作の小説はロングシリーズで、異空間(つまり架空の国)が舞台だから、設定が難しい。短槍使いの女バルサ(綾瀬はるか)が、川に流されて殺されそうになった新ヨゴ国の第2王子チャグム(子供)を救う。その王子は実は異空間の水の精霊の卵を宿していて……と、何やらややこしいのだ。

 さらに、バルサ、チャグム、二ノ妃、ジグロなど登場人物の相関図が入り組んでいる。“史実”に基づいていれば、歴史好きな視聴者はついてくる(大河ドラマがいい例)が、すべてが架空だとマンガっぽくて、中高年は感情移入しにくいだろう。

 見どころは主演の綾瀬はるか。泥で汚れた顔をした、男のようないでたちで、今までにない役どころ。王子の母から頼まれて息子と逃亡すると、森の中でダダをこねる王子に低い声で「アンタはもう王子じゃないんだよ」「悔しかったら、生きることだね。母親の思いをムダにするな」とクールに諭す。

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