碓井広義
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碓井広義上智大学教授(メディア文化論)

1955年長野県生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。千葉商科大学大学院政策研究科博士課程修了。博士(政策研究)。81年テレビマンユニオンに参加。以後20年、ドキュメンタリーやドラマの制作を行う。代表作に「人間ドキュメント 夏目雅子物語」など。慶應義塾大学助教授、東京工科大学教授を経て現在、上智大学文学部新聞学科教授。専門は放送を軸としたメディア文化論。著書に「テレビの教科書」ほか。

綾瀬はるか主演「精霊の守り人」 世界観が成否の分かれ目

公開日: 更新日:

【連載コラム「TV見るべきものは!!」】

 先週から、“放送90年大河ファンタジー”と銘打つ「精霊の守り人」が始まった。事前のPRで、主演が綾瀬はるか(30)であることは分かったが、「ファンタジーって何?」と思った視聴者は多かったのではないか。ざっくり言えば、「ハリー・ポッター」や「ロード・オブ・ザ・リング」などのような、架空の世界での物語だ。

「精霊」の舞台となるのは新ヨゴ国。「太古、南の大陸にあったヨゴ国から、トルガル帝が民を率いて北の緑豊かな土地に移り、建国した」と言われて、ついていけないという人がいるはずで、決して万人向けではない。

 綾瀬が演じるバルサは短槍使いの女用心棒。新ヨゴ国の第2王妃(木村文乃)が産んだ王子(小林颯)を、息子の命を狙う王様(藤原竜也)から守るために戦う。綾瀬のアクションシーンはなかなか見事で、かつて女座頭市を演じた映画「ICHI」を思わせる。いや、むしろスローモーションを多用しない分、こちらのほうがキレがある。

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