TV界での生き残りかけ…“コメンテーター芸人”が増殖中

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 最近、政治にコメントする芸人が増えてないか。今や政治も扱うワイドショーの司会を芸人が務めるのが当たり前の時代(たとえば、恵俊彰設楽統ら)だが、ここのところ、コメンテーター席にも芸人が座る番組が多い。「お笑い芸人が政治や社会を語るな!」と腹が立つ視聴者もいるだろうが、こうなった要因はなにか。

 まず、90年代からニュース枠が拡大したと同時に、ワイドショーでも事件や政治問題を流すようになった。東日本大震災、世界各地で起こるテロ、リーマン・ショックや景気動向など、国民にとって身につまされる内容を取り上げると、視聴率がとれるようになった。20年ほど前に政治バラエティーといえば、「ビートたけしのTVタックル」(テレビ朝日系)くらいしかなかったのに、急に増え始めたのだ。

 すると、仕事場(テレビ枠)を政治家や評論家に荒らされてる芸人たちは、「池上彰のそうだったのか!!」などで参院選やEU離脱について気の利いた質問ができなければ、テレビで生き残れなくなった。ましてやお笑い界のドン・ビートたけしが前出の「TVタックル」や「ニュースキャスター」(TBS系)でニュースを語ってるし、爆笑問題も政治バラをやっているから、「俺も40過ぎたら政治についてコメントしたいな」と考えて勉強し始めてる芸人もたくさんいるのだろう。

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