著者のコラム一覧
武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

大坂なおみは何を隠している?ドタバタに見えるコーチ交代は全米復活に向けた絶妙な戦略に違いない

公開日: 更新日:

 古い話で恐縮だが、半世紀前に「ナオミの夢」という曲がはやった。

 歌ったのはヘドバとダビデというおかしな名前の2人組で、軽快なアップテンポと外国人なまりの日本語が長いこと巷に流れた。繰り返される歌詞が、ナオミ、カムバック──。

 2023年夏の出産後、大坂なおみは世界ランク833位から49位まで戻した。セレナの再来とまで言われたメジャー4勝の迫力はなかなか戻らなかった。が、どうやら戻ってきたようだ。

 今週のカナダオープンで、大坂はレベル1000の大会としては産後初のベスト4、決勝進出。特に試合巧者スビトリナを6-2、6-2で片付けた準々決勝は圧巻だった。

 背景はハードコートシーズンだ。2度ずつ優勝の全米、全豪のハードコートはイレギュラーが少なく、クレーコートや芝のサーフェスよりパワー系の強みを発揮できる。ただ、テニスの難しさ面白さは、スピードと持久力の共存にある。

 アンドレ・アガシのフィジカルトレーナーだったギル・レイエスは「テニスは走力ではなく、発進と停止だ」と肉体改造し、コーチのブラッド・ギルバートがメンタルを強化した。テニスはいくらポイントが取れても、闘争心の持続なしに意味はない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相が参院自民にイライラMAXで爆発寸前! 予算案の年度内成立断念で身内に八つ当たりの醜悪

  2. 2

    世界陸上マラソンで金メダル谷口浩美さんは年金もらい、炊事洗濯の私生活。通学路の旗振り当番も日課に

  3. 3

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  4. 4

    武豊プロミストジーンを勝利に導く「第3回兵庫女王盃(JpnⅢ)」~園田競馬

  5. 5

    地方での「高市効果」に限界か…東京・清瀬市長選で自民現職が共産候補に敗れる衝撃

  1. 6

    阪神・藤川監督に「裸の王様」の懸念 選手&スタッフを驚愕させた「コーチいびり」

  2. 7

    第2子妊娠の倖田來未が18年前の“羊水発言”蒸し返されるお気の毒…SNSには「擦られすぎ」と同情の声

  3. 8

    ナフサ供給に暗雲で迫る医療危機…それでも高市政権「患者不安」置き去りの冷酷非情

  4. 9

    Wソックス村上宗隆にメジャーOB&米メディアが衝撃予想 「1年目にいきなり放出」の信憑性

  5. 10

    全国模試1位の長男が中学受験、結果は…“ゲッツ‼”ダンディ坂野さんに聞いた 子への接し方、協力の仕方