3歳で父蒸発…アインシュタイン河井語るプレハブ小屋生活

公開日: 更新日:

 小学2年のクリスマス直前ですわ。オカンがいきなり、「サンタおれへんで」って言うんですよ。「プレゼント買う余裕ないから諦めや」ってことです。正直といえば正直やけど、子供にしてみたら夢も希望もない……。

 追い打ちをかけたのがバブル崩壊です。途端に店に閑古鳥が鳴き、近くの会社から注文があった会議用弁当、オードブルもどんどん減ってった。儲けるどころか、下手すると毎月赤字ですわ。

 そこでオカンが何を考えたかといえば、パチンコで一獲千金! 凄いでしょ。たまには勝つこともあったとは思いますけど、トータルじゃ負けるに決まってるやないですか。結局、ボロ負けして店終わってからバイトせないかんようになったんやから、ホンマ、本末転倒ですわ。

■プレハブ小屋は清掃道具の倉庫

 限界が来たんは、僕が17歳やった。住んでたオンボロマンションの家賃どころか、店の家賃も払われへん。ホームレス寸前やった。

 そうしたら、捨てる神あれば拾う神あり! 「心斎橋にある雑居ビルの管理人したら、そこの屋上に住める」って知人が紹介してくれたんです。まさに渡りに船ですわ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「マラソン」と「大腸がん」に関連あり? ランナー100人への調査結果が全米で大きな波紋

  2. 2

    “マトリ捜査報道”米倉涼子の圧倒的「男運」のなさ…海外から戻らないダンサー彼氏や"前科既婚者"との過去

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    大阪・関西万博「最終日」現地ルポ…やっぱり異常な激混み、最後まで欠陥露呈、成功には程遠く

  5. 5

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  1. 6

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  2. 7

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  3. 8

    巨人の大補強路線にOB評論家から苦言噴出…昨オフ64億円費やすも不発、懲りずに中日・柳&マエケン狙い

  4. 9

    元体操選手の鶴見虹子さん 生徒200人を抱える体操教室を経営、“アイドル”も育成中

  5. 10

    地上波連ドラ3年ぶり竹内涼真に“吉沢亮の代役”の重圧…今もくすぶる5年前の恋愛スキャンダル