肺がんで急死…りりィさんが語っていた子育てと仕事復帰

公開日: 更新日:

 五輪真弓と並ぶ日本の女性シンガー・ソングライターの草分け、りりィさん(本名・鎌田小恵子)が11日、肺がんで亡くなった。64歳だった。1974年の大ヒット曲「私は泣いています」のみならず、最近は女優としても活躍、上戸彩の母親役などで存在感を示した。

 長男の樹音(31)はミュージシャンのJUONとなり、ドリームズ・カム・トゥルーの吉田美和(51)と結婚。その息子夫婦らにみとられての最期だったという。

 福岡県出身。米国人の父と日本人の母をもち、17歳で母と死別。72年のデビューから2年後、「私は泣いています」が大ヒットし、そのハスキーボイスと天涯孤独のイメージが当時の若者のカリスマ的存在に。気さくな人柄でも知られ、2000年に日刊ゲンダイ連載あの人は今こうしている」に登場した際は、こう言っていた。

「遠い昔のことよ。当時は歌手になろうとしたわけじゃなく、たまたま歌を覚え、たまたまギターを覚えて弾き語りをしてたら、それが商売になっちゃった。それだけね」

 インタビューした新宿駅近くの喫茶店にはスッピンで現れた。83年、ミュージシャンと2度目の結婚、JUONが生まれた後、10年間の休養期間があった。そのことを向けると、こう答えた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束