トップセールスマン捨て噺家に 桂宮治を支えた糟糠の妻

公開日: 更新日:

 そうこうしてるうちに僕が33歳の時に長女ができまして、カミさんは仕事を辞めざるを得なくなりました。ますます火の車になり、ずっと預金を取り崩しての生活でした。噺家になる前、カミさんの化粧品はいつも外資系だったんですけど、いつのまにか国産の1000円以下。倹約のため、僕も小一時間かけて寄席へ自転車通勤したこともありました。

 そんな貧乏をしながらも、何とか生活できたのは、手前味噌になりますが、カミさんがやりくり上手だからでしょうね。ひとりだったら途中でやめています。家族がいるからやれたし、頑張れました。

 そうしましたら、12年3月に二ツ目に昇進できまして、その年の10月、NHK新人演芸大賞の落語部門大賞を受賞。それ以降、毎年、名のある賞を受賞して、今に至っています。

 収入はまだまだ。でも、“売れたい”“上に行きたい”という思いより今は毎回、どれだけ笑ってもらえるかだけです。ウケればいろんなモノは後からついてきますから。

◆出演(ゲスト含む) 14日14時「柳家権太楼独演会」相模原市・杜のホールはしもと。同19時「日替わり夜席」神田・連雀亭。17日19時「待ってました!二人会」新宿・道楽亭。19日19時30分「ハマらくご」横浜市・モーション・ブルー・ヨコハマ。20日・21日各19時「札幌成金」札幌市時計台ホール。25日19時20分「五の席~話芸のつどい・其の二~」麹町・紀尾井小ホール。26日18時15分「よみらくご 第9回公演 成金スペシャル」大手町・よみうり大手町ホール。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐野勇斗は書道六段で英語も堪能 愛知県立岡崎西高校から明治学院大英文学科へ

  2. 2

    巨人・橋上秀樹監督代行とは何者か…原辰徳氏には干され、阿部監督が心酔した“野村ID野球”の継承者

  3. 3

    ゾンビたばこ羽月隆太郎「共犯者暴露」の大きすぎる波紋…広島・新井監督の進退問題にまで飛び火か

  4. 4

    最重鎮OB廣岡達朗氏が巨人を一刀両断「野村克也の教え子がシーズン終了まで代行なんて冗談じゃない」

  5. 5

    絶好調!巨人・阿部慎之助を支える最強あげまんグラドル小泉麻耶

  1. 6

    バレーSVリーグに現役選手から不満爆発!《ハテナがつく事ばかり》の現状招いた真犯人

  2. 7

    (1)阿部監督の暴行事件は巨人にとって“渡りに船”だったか…異様に早い「解任判断」の裏側

  3. 8

    広島羽月 お立ち台で見せた初々しい“坊主頭”の意外な理由

  4. 9

    (2)阿部監督「長女の手紙」で潮目一変…巨人が“事件矮小化”を手引きしたのか

  5. 10

    (3)巨人の次期監督は誰か…松井秀喜氏、桑田真澄氏より“現実味”帯びる原辰徳氏の4度目登板