日曜午前放送は吉か? 「土曜ワイド劇場」の偉大な功績

公開日: 更新日:

 土曜ワイド劇場抜きで、今のサスペンスは成り立たないと言っても過言ではないだろう。それ以外にも、見逃せない“役割”があったという。

「俳優や女優の救済枠としての機能です。古谷一行も土曜ワイドで再ブレークして“復活”。人気の『相棒』は土曜ワイドが原点で、その“縁”で主役の水谷豊は若い世代にも人気の俳優になった。田中美里東ちづる松下由樹、賀来千香子ら、通常の連ドラでは主演が張れなくなった女優が活躍できる場になったのも土曜ワイド。さらに、山村美紗や西村京太郎、赤川次郎、内田康夫ら大御所作家のブランドと収入を“守る”という役目もありました」

 さて、日曜午前に移る番組改編は吉と出るか。

「裏ではTBSが爆笑問題の『サンデー・ジャポン』、フジが松本人志の『ワイドナショー』をやっていますが、平日も自宅にいて午前中ワイドショーを見ている中高年にとっては、“日曜くらいは気分を変えてゆっくりドラマを”と思うかもしれません。土曜ワイドにはまだ終わっていない人気シリーズもありますから、意外と“鉱脈”を探り当てるかもしれません」

 もっとも、日曜朝となると、お色気シーンはないよなぁ……。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  4. 4

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"

  5. 5

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  1. 6

    ダウンタウン復帰が外部資金でコンテンツ配信のナゼ…松本人志に浮上した疑惑の顛末

  2. 7

    井桁弘恵ショートカットで“山之内すず化”が加速! 「そっくり問題」いよいよ待ったナシ

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  5. 10

    永野芽郁&田中圭の不倫スキャンダルをスルーするテレビ局の身勝手…ジャニーズの時の反省は?