桑子アナの相づちにも意図 「ニュースウオッチ9」の変化

公開日: 更新日:

■報道解説番組へ舵

 専門家はどう見たか。上智大教授の碓井広義氏(メディア文化論)は、「ニュース番組からニュース解説番組への変化を感じさせた」とこう続ける。

「これまでは一日の出来事を次から次へと“総ざらい”で伝えるスタンダードな報道番組でしたが、新生『ニュースウオッチ9』は打って変わって、桑子・有馬コンビが11時台で完成、成功させたスタイルを踏襲し、スタジオ内の会話も解説の要素を強めた印象を持ちました。丁寧に深く掘り下げるぶん、取り上げるトピックは限られますが、ある日のラインアップは海外のニュースが多く、国内の話がよく分からなかった。初週を振り返ると、全体的に政治の話題も乏しい気がしましたね。加えて、桑子さんの『へぇ~』『そっかぁ』と言った相づちは、NHKの看板ニュース番組のキャスターとしては気さく過ぎるし、噛み癖もやや気になりました。今後どう改善していくのか、注目したい点のひとつです」

 桑子アナの親しみやすさが受け入れられるかどうかに番組の未来がかかっているようだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  2. 2

    参政党・神谷宗幣代表が街頭演説でブチまけた激ヤバ「治安維持法」肯定論

  3. 3

    国分太一だけでない旧ジャニーズのモラル低下…乱交パーティーや大麻疑惑も葬り去られた過去

  4. 4

    ホリエモンに「Fラン」とコキ下ろされた東洋大学の現在の「実力」は…伊東市長の学歴詐称疑惑でトバッチリ

  5. 5

    外国人の「日本ブーム」は一巡と専門家 インバウンド需要に陰り…数々のデータではっきり

  1. 6

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  2. 7

    近藤真彦「ヤンチャでいたい」にギョーカイ震撼!田原俊彦をも凌駕する“リアル・ジャイアン”ハラスメント累々

  3. 8

    「モーニングショー」コメンテーター山口真由氏が5週連続欠席…気になる人間関係と体調を心配する声

  4. 9

    参院選終盤戦「下剋上」14選挙区はココだ! 自公の“指定席”で続々と落選危機…過半数維持は絶望的

  5. 10

    参政党の躍進は東京、神奈川だけにあらず? 地方では外国人規制に“地元ネタ”織り込み支持拡大狙い