月9の命運託された「貴族探偵」脚本家・黒岩勉氏への期待

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 次々と最低視聴率記録を更新するフジテレビの看板ドラマ枠「月9」が勝負をかけてきた。4月17日にスタートする「貴族探偵」だ。主演に嵐の相葉雅紀(34)、主人公と推理対決する新米探偵を演じる武井咲(23)のほか、松重豊(54)、中山美穂(47)、井川遥(40)など脇役陣も主役級の豪華キャスト。

 しかし、昨今のフジテレビは大物俳優の起用を視聴率に結び付けられずにいた。福山雅治を起用した「ラヴソング」だけでなく、天海祐希の「Chef~三ツ星の給食」も、松嶋菜々子の「営業部長 吉良奈津子」も討ち死に。脚本や演出に魅力がなければ、人気俳優を起用しても視聴者の心をつかめないことにフジは気付かなかったといえるだろう。

■脚本は「僕のヤバイ妻」の黒岩勉氏

 だが今回は、制作スタッフにも万全を期した。脚本には2年前に同枠で放送された相葉主演ドラマ「ようこそ、わが家へ」の黒岩勉氏を起用。黒岩氏は池井戸潤の原作をかなり大胆に解釈した脚本で、平均視聴率12.5%、最高15.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を叩き出し、年間ドラマ大賞を受賞した。

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