ゆりやん騒動に賛否 朝井リョウ著「何者」の一節が話題に

公開日: 更新日:

 先輩女性芸人の就職試験で“替え玉”として英語の試験を手伝ったと週刊文春に報じられた、お笑い芸人・ゆりやんレトリィバァ(26)。14日の囲み会見では「(試験とは)知らなかった。『ちょっと一緒に横で見といて』と言われた」と釈明した。

 ネット上では「ゆりやんより先輩芸人の方が悪いのでは」「友達のWEBテストを手伝うのは当たり前」といった、ゆりやんを擁護する意見が続出。加えて、「朝井リョウの小説を思い出した」なんて声も上がっている。

 朝井リョウは2009年に「桐島、部活やめるってよ」でデビューを果たした28歳の小説家。ゆりやんとほぼ同世代だ。今回ネットで話題になっているのは、13年に第148回直木賞を受賞し、16年には映画化もされた小説「何者」(新潮社)の一節である。

 同作は就職活動中の大学生の葛藤を描いた作品で、ゆりやんのケースと同様、自宅でパソコンを通じて行うWEB試験を主人公が友人と共に受験する描写がある。文中では<自宅でできるWEBテストはひとりでやるものではない。そんなことは、就活生の中では常識になっている><これは学力をはかるものではなくて、協力してくれる友人がいるかどうか調べるテストだ>など、“就活生の実情”が暴露されている。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  2. 2

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  3. 3

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  2. 7

    高市首相のいらん答弁で中国の怒りエスカレート…トンデモ政権が農水産業生産者と庶民を“見殺し”に

  3. 8

    ナイツ塙が創価学会YouTube登場で話題…氷川きよしや鈴木奈々、加藤綾菜も信仰オープンの背景

  4. 9

    高市首相の台湾有事めぐる国会答弁引き出した立憲議員を“悪玉”にする陰謀論のトンチンカン

  5. 10

    今田美桜「3億円トラブル」報道と11.24スペシャルイベント延期の“点と線”…体調不良説が再燃するウラ