追悼CDに雑誌特集も 大河“政次ロス”は現代女性の矛盾願望

公開日: 更新日:

「何回見てもボロ泣き」「立ち直れない」「(政次のいない)日曜日がつらい」――柴咲コウ主演のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」をめぐって、8月20日の第33回放送直後から、ネット上には、こんな書き込みがあふれている。高橋一生演じる井伊家筆頭家老・小野政次の死を悼む「政次ロス」から生じる投稿だ。

 小野政次は幼馴染みでもある直虎に思いを抱きながら、井伊家存続のために裏切り者の汚名をかぶってはりつけになり、その意をくんだ直虎自身に槍で突き殺されるという、衝撃的な最期を遂げた。

 放送3日後の23日には、追悼CD「鶴のうた」(小野の幼名が鶴丸)が発売。売り切れ続出のため急きょ追加生産が決まった。週刊誌もこぞってこの“政次ロス”を取り上げている。

■制作者も作家も女性

 女性人気ナンバーワン俳優とはいえ、これほどの反響はなぜか?

「政次は、現代女性が思い描く究極の男性像だからです」と言うのは、明大講師の関修氏(心理学)だ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    長瀬智也が国分太一の会見めぐりSNSに“意味深”投稿連発…芸能界への未練と役者復帰の“匂わせ”

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  3. 8

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  4. 9

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  5. 10

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…