セイン・カミュを日本酒好きにした無愛想店主と地方ロケ

公開日: 更新日:

 そういう店なので、お酒も厳選された希少な銘柄しか置いてない。にもかかわらず「日本酒って翌日、残るでしょ?」って、軽い口調で言ったから「おまえは日本酒を知らない」って怒られましてね。「まず、黙って飲んでみな」と差し出されたのが島根・出雲の「十旭日熟成酒」です。

 一口飲んで驚きましたね。口当たりがいい、香りがいい、ふくよかなうま味、余韻……。それまで飲んできたいろんな添加物の入った日本酒とまるっきり違いました。しかもその晩はヒデさんにすすめられるまま、かなり飲んだのに、翌朝はケロッとしてた。

 それからですね。純米酒を中心に仕事で地方に行くと地酒を試すようになったのは。すると、おいしいお酒が実に多いことがわかった。以来、地方ロケが楽しみになりました。ついつい飲みすぎちゃうのが玉にきずなんですが、地ビールの後は地酒、時には地ワインも挟んでという飲み方が増えました。

■ハマっているのは新潟の酒

 ここ何年か新潟の仕事が続いています。酒どころだけに、おいしいお酒がたくさんある。感激したのは3年ほど前に新潟のテレビ局の取材でお邪魔した、佐渡の酒蔵で飲んだお酒。アルコール度数46度とウイスキー並みの高さがあって、オンザロックで味わう「越後武士」という銘柄です。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  3. 3

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  4. 4

    “最強の新弟子”旭富士に歴代最速スピード出世の期待…「関取までは無敗で行ける」の見立てまで

  5. 5

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  1. 6

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  2. 7

    物価高放置のバラマキ経済対策に「消費不況の恐れ」と専門家警鐘…「高すぎてコメ買えない」が暗示するもの

  3. 8

    福島市長選で与野党相乗り現職が大差で落選…「既成政党NO」の地殻変動なのか

  4. 9

    Snow Manライブで"全裸"ファンの怪情報も…他グループにも出没する下着や水着"珍客"は犯罪じゃないの?

  5. 10

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です