レイザーラモンHG住谷正樹さん<4>おばちゃんの心をつかむ

公開日: 更新日:

 会社員を辞めて芸人一本になった後は、生活費を稼ぐために先輩芸人の土肥ポン太さんが大阪で営む青果の移動販売店を手伝った。トラックで野菜を売り歩く仕事だ。

「土肥さんの事業の師匠が野菜の卸の権利を持っていて、その人から野菜を分けてもらって売っていました。土肥さんは童顔でちっちゃくてかわいらしい人。タイプが違いますが、なぜか兄弟という設定で、僕がデカいけどおっちょこちょいな弟の役。かわいいけどシャキシャキしているお兄さんと一緒に接客しているという格好でした。お客さんのおばあちゃんから『全然似てないなあ』と言われながらも、人気の兄弟でしたね」

 移動販売の仕事は4、5年くらい続けた。

「固定給+歩合がもらえるので、結構助かりました。会社員として働いていたころとほとんど変わらない給与をいただいてましたね」

 店舗を構えてなかったので固定客はつきにくい。だが毎回来てくれるおばちゃん、おばあちゃんファンは増えていったという。芸人らしい演出も効いていた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋