悩む日々が楽に…桑野信義を救った志村けんの笑顔と一言

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■ラッツ&スターは活動停止、好きなジャンルに進んだが

 そして最初にいただいたバラエティーのレギュラーが「夕やけニャンニャン」と「志村けんのだいじょうぶだぁ」。プレッシャーが大きくて、どちらも収録は毎回必死、冷や汗も含めて汗だくになってました。とくに「だいじょうぶだぁ」はずっと憧れてた志村さんとの共演で、番組の立ち上げからでしたからね。もちろん、自分なりに工夫はしてるんです。でも、収録後の反省会ではダメ出しばかり。それは実力不足だからしょうがないんだけど、1年経っても納得のできるコントができなかった。

 たとえば、スリッパで志村さんの頭を引っぱたくコント。最初はやっぱり遠慮するじゃないですか。そしたら、「ダメだ。思いっきりこい。でないとリアクションが取りにくいよ。俺を“殺す”ことになる」って。知らず知らずのうちに手加減してたんです。

 オリジナルのコントネタを持っていなかったのも自信を喪失した一因でした。86年にスタートした不定期放送の「志村けんのバカ殿様」では、最初は側用人のひとりだったんです。

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