俳優・勝村政信さんの胸に突き刺さった 北野武からの一言

公開日: 更新日:

 そのころは脚本家の鴻上尚史さんが主宰する劇団「第三舞台」の劇団員でした。「第三舞台」は80年代の「小劇場演劇ブーム」の中心的存在で、筧利夫さん、京晋佑さんらを看板俳優として、公演は毎回ソールドアウト。その中では脇役的な位置でしたが、ある日、「天才・たけしの――」のプロデューサーから劇団に出演依頼がきたんです。インターネットには、「たまたまプロデューサーが観劇して、目に留まったのが勝村だった」というふうに書かれていますが、それが本当かどうかは知りません。

 とにかく突然だったのと、「なぜ、ドラマではなくバラエティーなのか」「どうして人気も知名度もある筧、京ではないのか」と僕も劇団制作部も訝しがるばかり。

 一方で、そのころって僕らのように芝居をメインにしてると、バラエティー番組は畑違い。ハードルを高く感じてましたから、顔合わせで日本テレビにお邪魔する直前まで、マネジャーとは「断ろう」と話していたぐらいでした。

 ところが、いざプロデューサーや構成作家の方々にお会いすると、トントン拍子でというか、演出のテリー伊藤さんに強引に押し切られた感じで出演することになってしまったんです。「大丈夫かなあ」。劇団へ戻る地下鉄の中で、そんなふうにマネジャーと話したものです。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(2)2018年に次男が急逝「息子だけど、音楽の、とても良い仲間でもあった」

  2. 2

    中丸雄一「アパ密会」から2年で“冠番組”…禊は済んでも「元のポジション」には戻れないワケ

  3. 3

    伝説の『アメリカ横断ウルトラクイズ』来年復活へ 番組を取り巻く環境の激変で日テレに突きつけられた課題

  4. 4

    甲子園史上最速156キロ横浜・織田翔希にNPBスカウト早くも白旗 「直メジャー」なら契約金5億円も

  5. 5

    不倫問題の西武・源田壮亮に同情が集まる意外なワケ…妻・衛藤美彩の“幸せアピール”に疲れ果てた?

  1. 6

    皇族費増額の彬子女王、ブータン訪問にまた波紋…同行・伊藤穰一氏とエプスタインの“過去”

  2. 7

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 8

    「VIVANT」は観光客を呼べる! ロケ地巡りビジネスが大繁盛

  4. 9

    佐藤輝明の「メジャー移籍強行突破」に現実味…“阪神残留説”も「折れるつもりはない」の声

  5. 10

    京都・向日市、府内初の130メートル級、ゆがんだ建設計画に立ち向かう辣腕弁護士