原爆Tシャツは1年前…BTSの過去が明るみになった複雑事情

公開日: 更新日:

「第69回NHK紅白歌合戦」の出場歌手が14日、発表された。原爆Tシャツ、ナチス帽問題で波紋を呼んでいる、韓国の7人組男性グループ「BTS」(防弾少年団)は落選した。

 BTSは13日から全国4都市9公演のドームツアーが始まったばかり。一連の騒動について無言を貫いてきたBTSだが、初日の東京ドーム公演では、原爆Tシャツを着用したメンバーのジミン(23)が騒動について言及する場面もあったようだ。また、所属事務所のビッグヒットエンターテインメントは原爆Tシャツについて、日本と韓国の被爆者団体へ謝罪し、ナチス帽については、非難していたユダヤ系団体に謝罪の書簡を送ったことを明らかにした。

 しかし不思議なのは、原爆Tシャツは1年前、ナチス帽は4年も前の話だ。韓国最高裁が元徴用工への損害賠償を認めた判決が出たタイミングで、なぜかBTS問題がヒートアップした。わざわざ誰かが“過去の過ち”を次々と明らかにしたようだ。日韓芸能ジャーナリストの吉岡斗志氏が言う。

「今回こうしたBTSの過去の不祥事が次から次へと明らかになったのは韓国内で、BTSのライバルであるEXOファンを含めたアンチ勢力が過去のBTSの不祥事を探し出してSNS、掲示板などに書き込んだり、報道機関に情報提供した結果と考えられます」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」