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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

岡田版「白い巨塔」は大門未知子不在のドクターXみたい

公開日: 更新日:

 3月末にフジテレビ開局60周年特別企画として放送したのが「砂の器」だった。松本清張の名作を東山紀之中島健人ジャニーズコンビがリメークしたものの、結果は……。ラストの「宿命」もまったく響かないペラッペラなドラマだった。

 そのショックも癒えぬうちに、今度はテレビ朝日が「開局60周年記念 5夜連続ドラマスペシャル」として山崎豊子の名作「白い巨塔」をリメーク。しかも、主演はまたもやジャニーズの岡田准一。岡田はジャニーズの中では演技派だけど。

 NHK大河「軍師官兵衛」で主演し、映画「永遠の0」「海賊とよばれた男」などでは高く評価された。さらにカリ、ジークンドーなど格闘技のインストラクターの資格を取るなどストイックな一面も。地元大阪では、ひらかたパークという遊園地の宣伝マン「ひらパー兄さん」でお馴染みだ。

 岡田が演じる財前五郎は目力の強さと横から見た鼻筋の通った感じは田宮二郎を彷彿とさせる。しかし、残念なのは「浪速大学」が舞台なのに関西弁じゃないこと。岡山出身なのに故郷の母(市毛良枝)との電話でもきれいな標準語。「ひらパー兄さんでおまっ!」のイメージが強いから自粛したのだろうか。

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