野球選手の注文 昭和は長嶋と王で平成はイチロー令和は?

公開日: 更新日:

 寄席で色物芸人の持ち時間はたいてい15分。時間が押している場合は10分で降りることもある。

「時間が足りなくて、受けた注文を全部切れないと、それを残すのが心苦しい。特に注文したのがお子さんとかお年寄りで、悲しそうな顔をしてるのを見るとね。そういう時は『楽屋で切って木戸口に預けておきますから、帰りに持ってって下さい』と言って降ります」

 末広亭で子供の注文を木戸口に預けておいたのを私は目撃した。その子供はどれほどうれしかったことか。きっと寄席が大好きになったろう。

「お客さまから5つ注文を受けたとして、4枚までとってもうまく切れる日があります。『俺って天才だな』と思えるほどね。ところが、よくしたもので、最後の1枚が失敗する。『やっぱりまだまだだ』と思い直して慢心を戒める。毎日がその繰り返し。それだけ紙切りは奥が深くて面白いんです」

 イチローが4打席連続ヒットを打ったのに、最後の打席が凡打に終わると、「まだまだです」と言っているのと同じと感じた。そういえば、3月に彼が引退を発表してから、「イチロー」の注文が増えているという。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「左膝の半月板が割れ…」横綱・豊昇龍にまさかのアクシデントで稽古中止

  2. 2

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  3. 3

    「ラブホ密会」問題も何のその!小川晶前市長の超“人たらし”戦略 12日投開票の前橋市長選情勢

  4. 4

    アストロズ今井達也の西武への譲渡金ついに判明! NPB広報室から驚きの回答が

  5. 5

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  1. 6

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 7

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  3. 8

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」

  4. 9

    松山千春がNHK紅白を「エコひいき」とバッサリ!歌手の“持ち時間”に求めた「平等」の正当性を考える

  5. 10

    オリックスへのトレードは中日が年俸の半分を肩代わりしてくれて実現した