友人の一言で 志茂田景樹さんが作家を決意した3つの出来事

公開日: 更新日:

 76年発表の「やっとこ探偵」で小説現代新人賞、80年に「黄色い牙」で直木賞を受賞、バラエティー番組でも活躍した志茂田景樹さん(79)。作家になったのは3つのキッカケがあった。

  ◇  ◇  ◇

 中央大学の5年生の時かな。留年時代に親しくしていた早稲田の学生がいましてね。彼は哲学や文学に興味を持つ連中ばかりが周りにいる人でした。

 ある日、彼の部屋で飲んでいたら、彼が先に飲みつぶれてしまったんですね。その時、翌日締め切りの同人誌の原稿が書きかけで、「キミ、続きを書いてみる?」と言われ、こっちは真に受けて、寝てる間に書いてみたんです。

 朝起きたら、彼は自分が言ったことを覚えていなかったけど、僕が書いたものを読んで真顔になり、「君、小説書けるんじゃないかな」って呟いたんです。その瞬間は僕の心にぐさりと突き刺さりました。

 大学を卒業して職を転々とし、29歳、30歳の時は保険の調査員をやっていました。ある時、北陸方面に出張し、金沢から夜行の上野行きに乗りました。突然、耐えられないような腹痛に襲われました。痛みが治まればと思って、いつも駅で購入していたポケットウイスキーをボストンバッグから取り出し、一気飲みしたんです。そうしたら本当に痛みが治まっちゃって。眠りについて起きたら無事に上野駅に到着していました。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れていた

  2. 2

    “幼稚さ”露呈した佐々木朗希「報奨金事件」…ド軍日本人スタッフ2名が「7000万円超」もらえず?

  3. 3

    りくりゅうペア大逆転金メダルを呼んだ“かかあ天下” 木原龍一はリンク内外で三浦璃来を持ち上げていた

  4. 4

    小泉防衛相が大炎上! 自民党大会での自衛官の国家斉唱めぐり言い訳連発、部下に責任転嫁までするツラの皮

  5. 5

    「練馬ショック」に自民党は呆然自失…高市首相で東京の首長選2連敗の大打撃

  1. 6

    NHKドラマ10「魯山人のかまど」は早くも名作の予感! 藤竜也は御年84歳、枯れてなお色香漂う名演技

  2. 7

    木下グループにアスリート殺到 「社長自腹4000万円」だけじゃない驚きのサポート体制

  3. 8

    米イ対立に出口見えず…トランプ大統領“ホルムズ逆封鎖”で「住宅クライシス」が日本に忍び寄る

  4. 9

    和久田麻由子アナがフリー転身 NHK出身者に立ちはだかる“民放の壁”と参考にすべき「母校の先輩」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋