横浜銀蠅が復活 80年代ブームの裏に中高年のノスタルジア

公開日: 更新日:

 折しも、ことしは80年代の人気ドラマ「スケバン刑事Ⅲ 少女忍法帖伝奇」の風間三姉妹こと、浅香唯、大西結花、中村由真が4年ぶりのコンサートを夏に行い、大盛況だった。スケバンが健在なら、ツッパリもと立ち上がったわけでもないだろうが、80年代ブームは一向に冷めやらない。

「歌謡曲のみならず、最近は『ふたりの夏物語』の杉山清貴&オメガトライブなどがシティーポップとして再評価され、海外からも注目されています。稲垣潤一、大滝詠一、角松敏生、スターダスト☆レビューら、都会の、洗練された大人のムードは今の時代に聴き直すと新鮮だという中高年は少なくありません」(スポーツ紙芸能デスク)

 漫談家で、80年代ネタの宝庫として知られるユリオカ超特Q(51)が当時のヒット曲をかけながら、あるあるトークで盛り上がるライブイベント「80年代歌謡リクエストカフェ」も人気で、このほど渋谷で開催された回も満席だった。

 単なるリバイバルを超えて盛り上がる80年代ブーム。今と比べれば、自由奔放で、社会も自分も元気だったころに戻りたい。現代社会に息苦しさを覚える中高年の郷愁や逃避願望とぴたりと重なるのだろう。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  2. 2

    クマが各地で大暴れ、旅ロケ番組がてんてこ舞い…「ポツンと一軒家」も現場はピリピリ

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    安倍元首相銃撃裁判 審理前から山上徹也被告の判決日が決まっている理由

  5. 5

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  1. 6

    マツコ・デラックスがSMAP木村拓哉と顔を合わせた千葉県立犢橋高校とは? かつて牧場だった場所に…

  2. 7

    自民党は戦々恐々…公明党「連立離脱」なら次の衆院選で93人が落選危機

  3. 8

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  4. 9

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の抑え起用に太鼓判も…上原浩治氏と橋本清氏が口を揃える「不安要素」