「いだてん」視聴率ワースト更新で大河ドラマ存続の危機

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 第39話は、慰問のため満州に渡った若き日の志ん生と、学徒出陣で同地に配属されていた金栗四三の弟子・小松勝との関係が明かされる注目の回で、壮大な伏線が回収された。終戦とそこからの再出発が描かれたが、結果的に視聴率は惨敗。放送ジャーナリストの小田桐誠氏はこう話す。

「戦国時代や幕末が定番の大河ドラマで、本腰を入れて近現代を扱ったチャレンジ精神は評価したい。脚本を担当したクドカンお得意の目まぐるしい展開や、ビートたけしの語りの聞き取りにくさなど、従来の視聴者が離れた原因がいろいろと指摘されていますが、長い目で見れば、大河だからといって、今後もずっと今まで通り中高年の視聴者頼みというわけにはいかないでしょう」

■N国の標的に…

 放送関係者はこう話す。

「NHKのドラマ関係者が今一番恐れているのは予算削減です。国民から支持されていないドラマに1本1億2000万以上もの大金をつぎ込む理由がないと予算を大幅に削減される可能性があるからです。実際にNHKに敵対する“N国”も大河ドラマの予算に注目し調査を始めているようです。年間50億円を超える大河はある意味、利権の巣窟なんですよ」

 批判が起こるのは無理もない話。低視聴率でドブに捨てるも同然の50億円は、そもそも受信料収入がメインだから、出どころは視聴者である国民だ。新たな挑戦をした心意気は買うが、このままでは大河ドラマ存続の危機である。

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