またアニメで差し替え? NHK番組編成は五輪延期でどうなる
しかも、このまま新型コロナウイルスの感染拡大が続けば、8月の全国高校野球選手権大会の開催も危うくなる。東京五輪、甲子園中継の代わりに毎日、子供向けアニメの「メジャー」や「おしりかじり虫」「境界のRINNE」ばかり放送されたらたまらない。
NHKは、加古隆氏作曲の「パリは燃えているか」の音楽で始まる「映像の20世紀」や、第29回科学技術映画祭で科学技術庁長官賞を受賞した「地球大紀行」をはじめ、数多くの優れたドキュメンタリーやコンテンツがあるのだから、それを流せばいいではないか。元NHK政治部記者で評論家の川崎泰資氏がこう言う。
「森友や桜を見る会の問題など、公共放送機関として今、報道するべき材料はたくさんあるでしょう。かんぽ報道をめぐるNHK経営委の現場介入について検証してもいいのです。アニメであれば当たり障りがないと考えているのかもしれませんが……」
せめてBS番組を地上波で流すぐらいの思い切った編成をしてほしいものだ。