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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

お笑い界は第7世代でスッタモンダ 足切り100組が路頭迷う

公開日: 更新日:

不満をブチまける少し上の世代

 そんな、やたら持ち上げられている第7世代に不満をぶちまけるのが少し上の芸人たちだ。

 先週「さんまのお笑い向上委員会」でのこと。芸歴10年目のニューヨークが不運な実力派コンビとして登場。同期の鬼越トマホークとともに第7世代の襲来で人気がなくなったと窮状を訴えた。第7世代に便乗する気満々のニューヨーク。「EXITりんたろー。さん、僕らより年上ですからね」と自分らにも資格があると言い張り、リモート出演のぺこぱを指し、「ぺこぱさん、先輩ですからね」と詰め寄るも、ぺこぱ松陰寺は「僕36、相方32なんですけど、芸風的に第7のチケットもらえたんですよ、どうもありがとう」と勝ち組の弁。

 さらに、「さんまさん気づいてないと思いますけど、いま、若手事情大変なことになってるんですよ。本当に若手っていま第7世代と、かまいたちしかテレビ出れない」「第7のせいで足切りみたいになって100組くらいの若手が路頭に迷ってる」とニューヨーク。鬼越が「さんまさんが解決するしかないんですよ、宮迫さんなんかどーでもいいんですよ」と必死に詰め寄るのも面白かった。

「アメトーーク!」でも以前、「僕らビミョーな6.5世代」としてジャングルポケットパンサー三四郎が出演、ビミョーな立ち位置を訴えていたが、せいやが「第7世代」と言い出したせいで、芸人たちがざわついているのは確かだ。

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