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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

同じ時代と境遇で高め合う上白石姉妹は心強い「同志」

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 4万4120人の中からグランプリに選ばれたのは、積極的に参加した姉ではなく、「姉が受けるなら受けてみよう」と参加した妹の萌歌だった。姉も審査員特別賞を受賞し、姉妹ともに同じ事務所に所属した。

 女優として先に脚光を浴びたのは、姉・萌音だ。周防正行監督で2014年公開の映画「舞妓はレディ」(東宝)で、いきなり主演に抜擢。「日本アカデミー賞」新人俳優賞など、さまざまな映画賞を獲得した。さらに、16年公開のアニメ映画「君の名は。」でヒロインの声を演じ、空前の大ヒットを記録した。

 一方、妹の萌歌はちょうどこの頃、TOURSミュージカル「赤毛のアン」の主演をきっかけに、仕事が急増。18年には映画「羊と鋼の森」(東宝)で姉妹共演を果たし、「日本アカデミー賞」新人俳優賞を受賞した。

 この映画のあるシーンで姉の萌音は妹の萌歌の涙を見て、つられて泣いてしまい、NGになったという。「姉妹じゃなければ起きない連鎖だったのかなって思いました。同じDNAを持ってるからこその、もらい泣きだった」(文藝春秋社「文春オンライン」18年6月11日)と振り返っている。

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