二田一比古
著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

俳優も震え上がった“トップ屋”と呼ばれたフリー記者の存在

公開日: 更新日:

 週刊誌創刊ブームの昭和30年代、「トップ屋」と呼ばれる人がいた。週刊誌の目玉となるトップ(巻頭)記事を自ら持ち込む。「ドクターX」のナレーション風にすれば、

「群れを嫌い、編集部に所属することもなく、取材のスキルを武器に生きるフリーランスの記者」

 後に作家になった梶山季之や草柳大蔵らを輩出している。時代劇でいえば「賞金稼ぎ」「一匹狼」といったところだろう。

 私が週刊誌の世界に入った頃もまだ数人の「トップ屋」がいた。週刊ポストの人気シリーズだった「衝撃の告白」などを手掛けたのもトップ屋の人たち。芸能人を中心にさまざまなジャンルの人の性告白など、あまりに衝撃的なものだったが、舞台裏では裁判沙汰になることもあり、やがてシリーズは終わっている。

 トップ屋に初めて会った時の強烈な印象が今も鮮明に残っている。当時は珍しいパーマをかけた茶髪のロン毛。派手なダブルのスーツに濃いグリーンのレイバンのサングラスをかけていた。声をかけられても緊張で体が固まった。冬になるとトレンチコートを着るというより羽織る感じで街を闊歩する。芸能人でもヤクザでもない。何者かと誰もが振り返る。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の芸能記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・原監督が気の毒になってきた…と思ったが気のせいか

  2. 2

    チェンがロッテを自由契約に 巨虎楽“金満”3球団で争奪戦

  3. 3

    これが大手企業の平均給与ランキングだ!業界別に大調査

  4. 4

    阪神はオフも大惨敗…補強第1弾が巨人から“おこぼれ”頂戴

  5. 5

    阪神糸井が大減俸に 城島と“ポイ捨て”3選手の二の舞を危惧

  6. 6

    ネットで酷評…「麒麟がくる」門脇&堺“架空コンビ”の是非

  7. 7

    中居正広にプロデューサーの才 児童書バカ売れで実力証明

  8. 8

    原巨人はDeNAソトも取り逃がす 補強“3連敗”スタートの不吉

  9. 9

    コロワイド会長も30億円騙された 「M資金」詐欺とは何か?

  10. 10

    吉沢亮「青天を衝け」の不安要素…「鎌倉殿」でトバッチリ

もっと見る