僕のおふくろはワキの制汗剤「シークレット」を配り始めた

公開日: 更新日:

 皆さん、いかがお過ごしでしょうか? 真栄田です。先日、道を歩いている際にこの時季には珍しくタンクトップの男性とすれ違ったのですが、もの凄いワキガのニオイがして思わず道でハンセンにラリアットをくらった感覚に陥りました。僕も自分がニオう瞬間があり、特に野球のユニホームなどのあの化繊を着た時にワキの方に濃いめのニオイがつきます。

 中学生の頃、野球をやっていたのですが、部活後、帰宅して洗濯に出した練習後の僕のユニホームのワキ部分のニオイを嗅いだウチのおふくろが「オー! アフターシェービングローション!」という謎の英語を発したのです。聞くと、おふくろがワキ毛処理を誤り皮膚がかぶれたため、沖縄のメディカルセンターという外国人の医師がやっている病院で、白人の医師にワキを見せた瞬間、「オー! アフターシェービングローション!」と言われ、以降、ワキの問題に使う英語だと覚えたようです。

 おふくろは僕のニオイを気にして、「あんたこれを使いなさい」と、当時、米軍基地でしか手に入らなかった「シークレット」というワキに塗る固形のせっけんみたいなニオイ止めを渡してきました。これは対外国人向けに製造されているのでかなり強力で、ワキに新たなニオイを塗りつけるというより、もうワキにニオイを縫いつけるという感じでした。その威力に魅了されたおふくろは突然の使命感に襲われ、町中のワキのニオイを撲滅しようと、ワキのニオイがする人にシークレットを配り始めました。あまりにもその行為がエスカレートして、おふくろはカバンに常時約20個のシークレットを携帯していました。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 4

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  5. 5

    国分太一の先行きはさらに険しくなった…「答え合わせ」連呼会見後、STARTO社がTOKIOとの年内契約終了発表

  1. 6

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  2. 7

    「べらぼう」大河歴代ワースト2位ほぼ確定も…蔦重演じ切った横浜流星には“その後”というジンクスあり

  3. 8

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  3. 3

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    やす子の毒舌芸またもや炎上のナゼ…「だからデビューできない」執拗な“イジり”に猪狩蒼弥のファン激怒

  1. 6

    羽鳥慎一アナが「好きな男性アナランキング2025」首位陥落で3位に…1強時代からピークアウトの業界評

  2. 7

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    渡部建「多目的トイレ不倫」謝罪会見から5年でも続く「許してもらえないキャラ」…脱皮のタイミングは佐々木希が握る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」