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SALLiA歌手、音楽家、仏像オタク二スト、ライター

歌って作って踊るスタイルで話題を呼び、「イデア」でUSEN 1位を獲得。2018年より仏像オタクニストの活動を始め、初著「生きるのが苦しいなら」は紀伊國屋総合ランキング3位を獲得。近著に「アラサー女子、悟りのススメ。」(オークラ出版)がある。

滝沢歌舞伎ZERO大ヒット コロナ禍を逆手に取った演出の妙

公開日: 更新日:

 限られた時間の中で、殺陣、歌舞伎、変面、日本舞踊、バレエ、アーティスティックスイミングやバトンなど、さまざまな技法と表現方法を融合させたステージングが怒涛のごとく繰り広げられていた。

 現代の日本でできる限りのエンターテイメントの追求が詰まっており、舞台でもあり、映画でもあり、ライブでもあり、でもそのどれでもない「新時代エンターテインメント」だと強く感じさせる。

 また、滝沢歌舞伎の名物ともいえる「腹筋太鼓」。腰から上半身だけを起こす“腹筋運動状態”で延々と太鼓を打ち鳴らす演目だが、肉体と精神を追い込みながら鬼気迫るパフォーマンスには「男の生き様」のようなものを感じて、息をするのを忘れるほどだった。

 映像によって、細やかな息遣いや、筋肉の動きなどがよりダイレクトに目や耳に飛び込んでくる。それにより、アトラクションを体感しているような気分も味わうことができた。

 またライブのようなシーンや、笑い溢れる時代劇のシーンもあり、139分の上映時間の中でいろんな「娯楽」を楽しむことができた。

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