NHK大河「青天を衝け」はヒット狙いの仕掛けがてんこ盛り

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 肖像が図柄に使われる新1万円札の改刷が近づくので、その話題も重なる。放っておいても周りから盛り上がると、NHKは踏んでいるに違いない。

 ただ、それだけで1年もたせるのはさすがに厳しいから、そこで2つ目の仕掛けがダブル主役である。吉沢亮の渋沢に、草彅剛の徳川慶喜をかませた。実は、最近のヒット大河は多くがダブル主役なのだ。前作の「麒麟がくる」は長谷川博己の明智光秀、染谷将太の織田信長、「おんな城主 直虎」は柴咲コウの直虎と高橋一生の小野政次、「真田丸」は堺雅人の真田幸村と草刈正雄の父・昌幸と二枚看板だった。タイプの違う2人を主役にすることで、視聴層が広がる。今回も吉沢で20代、30代、草彅で40代以上を狙っているのだろう。

 さらに、徳川・明治と2つの時代をまたぐので、桜田門外の変、大政奉還、戊辰戦争、日清・日露戦争とスペクタクルいっぱい、大久保利通、坂本龍馬、勝海舟、福沢諭吉といった歴史上の人物も次々と絡んできて、とにかくにぎやかなエピソードに事欠かない。伊藤博文、夏目漱石、野口英世なんかも出てきたら、もう“お札共演”である。たしかに、1年間飽きずに見られる大河になりそうだ。

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