著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

恐山のイタコに故・赤木圭一郎の霊を降ろしてもらったが…

公開日: 更新日:

 古くからの風習が多く残っていた昭和。そんな風習も占いや霊感と並ぶ読者の関心事であった。よく耳にしたひとつが青森のイタコ。死者の霊を我が身に宿し、その言葉を伝える「口寄せ」を行う。たまたま青森で友人の結婚式があったとき、「恐山のイタコを取材してきては」と頼まれた。

 絶対に記事にする話でもなく、気はラク。旅行者気分で青森から下北駅に向かい、そこからはバスで恐山に向かった。

 9月の終わり頃の山は寒い。バスを降りると広大な岩肌をむき出しにしたような小高い山裾が広がっていた。歩を進めると次第に強烈な硫黄のにおいが鼻を刺す。

 近くの土産店に聞くと、「奥まで歩いたら数人の人はいると思う」と言われ、さらに奥に。濃い霧と硫黄の煙、1メートル先もほとんど見えない。恐る恐る歩きながらイタコを探した。山の天気は変わりやすく、急に晴れると視界が広がる。白装束のイタコが、ござの上に点在するように座っていた。

「どなたの霊を降ろしますか」と聞いてきた。

 1人につき何千円かの単位だったと思う。まずは自分の祖母をお願いした。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ前監督・吉井理人氏が佐々木朗希を語る「“返事もしなかった頃”から間違いなく成長しています」

  2. 2

    矢沢永吉ライブは『永ちゃんコール』禁止で対策も…B'z『客の大熱唱』とも通じる“深刻な悩み”

  3. 3

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」

  4. 4

    阿部監督のせい?巨人「マエケン取り失敗」の深層 その独善的な振舞いは筒抜けだった

  5. 5

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  1. 6

    オコエ瑠偉 行方不明報道→退団の真相「巨人内に応援する人間はいない」の辛辣

  2. 7

    ロッテ前監督・吉井理人氏が2023年WBCを語る「大谷とダルのリリーフ登板は準決勝後に決まった」

  3. 8

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  4. 9

    ドラマー神保彰さん ミュージシャンになるきっかけは渋谷109オープンだった

  5. 10

    ロッテ吉井理人監督の意外な「激情時代」 コーチの延々続く説教中に箸をバーン!殴りかからん勢いで…